国民を守らない政府なんていらない!
因幡さんの歌を聞いておりまして涙なしで聴くことはできません。今日は3回目の拉致された国民を救出する国民大集会でございまして、被害者のご親族の方、そして応援される方、こんなに大勢集まって下さったんです。
けれども、私いつも思うんですが、何故被害者の方々がこうやって運動しなければならないんですか。これこそは政治の責任じゃないですか。政府の責任じゃないですか。本当に、日本という国はおかしくなってしまったなと。
今日こういう集会がやられるのならば、小泉さんが来てもおかしくない。田中さんが来てもおかしくないじゃないですか。国家公安委員長が来てもおかしくないじゃないですか。
正直言って、冗談じゃ無いなと思っております。
私達国民は、税金を納めます。税金を納めるには色んな理由が有りますけど、道路、橋を造るということもあるけど、そんな事はたいしたことではありません。
私達の生命、財産を、国が、政府が守ってくれるから税金をおさめるんじゃ無いですか。日本人が北朝鮮に拉致されたことは明らかなんです。ちなみに私は今は政治家ですけれども元々は警察の出身ですからね、私は警察で外事というのを長年やって来たんですよ。
ですから明らかにこれは北朝鮮の犯罪行為だと、重大な犯罪行為だと断言できます。にもかかわらず、国民がこれだけ必死になっているのに、政府が、政治が一生懸命取り組む姿勢が見られない。
私は自民党議員としても、情けなく残念に思っています。
この前、自民党で外交部会というのが開かれました。つい最近、2名の自民党議員が北朝鮮に行かれたと。「何のために北朝鮮に行かれたか?」というと、支援した米が末端まで間違いなく配られているかどうかを視察に行ってきた。
行くのはいいでしょう。
しかし、報告の内容は、「間違いなく見た限りは末端まで配られていました」と。
あたりまえじゃないですか。
向こうが組んだスケジュールどおりに動いているんですから、配られて無いところや都合の悪いところ見せるわけないじゃないですか。
そして、その報告の中で、拉致された方々のことは一言も出てこない。
正直言って、本当に残念だなと思います。
この前、連休のときに金正男が日本に来ましたでしょ。あのときに、私はその情報を早めに聴いて、そして諸君という雑誌にも書かせて戴きましたし、最近、【ずばり物申す】という本にも書かせて戴きましたけれど、私はこれは絶対に帰しちゃいけない、ということで、5月1日に入って来て、5月2日に私はそれを聴いて、3日、色んな高官に電話したんです。これは絶対帰しちゃいけませんよと。
その時に、政府の高官の反応は、「平沢さんこの情報はどこから知ったんだ?」
これなんですよ。 ばかなこと言っている。
そして、「もし、帰さないで北朝鮮からテポドンが飛んで来たらどうするんだ、」それから、「日朝交渉に影響が出たら」とか、「金正男が万が一自殺したらどうするとか」、そんなことばかり言ってる。
これが拉致された方々を取り戻すときに
何らかの解決策になるだろうと言った人はたった一人もいなかったんですよ。
情けないなと私は思っております。
そして今もなお、日本政府はあれが金正男だということを認めていないんですよ。
「あれは誰だか分からないけれども送り返した」と言っているんですよ。
ばかなこと言ってもらっちゃ困りますよ。
誰だか分からない人間だったら、何故北京に帰したときに、外務省の高官が3人、法務省の高官が3人、合わせて6人もファーストクラスをかり切って送り返したんですか。ばかなことを言ってますよ。
そして、ある高官が怒っているのは、「あの情報が漏れたと」いうことに怒っている、そして成田空港で、金正男をカメラに写させる予定は無かったのにカメラに写させたと。これを怒っているんです。
拉致された方々のことを考えて無いということじゃないですか。
要するに、拉致された方々、ことを、考えている人がいないと、これが私には本当に残念でなりません。
いずれにしましても、この拉致された方々は一日も早く救出しなければならない課題でありまして、政治の最も緊急の課題でございます。私たちは今、北朝鮮に対してやる事が2つ有ります。勿論米支援することもそれはいいでしょう、
しかし、米支援をしたら北朝鮮から、かならずこちらにいい反応が帰って来ると、言っていたのは誰ですか。河野洋平前外務大臣じゃないですか。それで米支援してどんないい反応が返って来ましたか。何も返って来て無いじゃないですか。
私たちは北朝鮮に、勿論人道的な支援も必要でしょう。しかし同時に、私たちは他に色んな対策もとれる、たとえば往来をストップするとか、万景峰号の往来をストップするとか、送金をストップするとか、やることは幾らでもあるんです。
そういう事を全てちらつかせながら、拉致された方々を必ず救出すると、死に物狂いで救出するという姿勢を見せなかったら、誰が国民が、政府を信用しますか。わたしたちはこれから本当に、政治がしっかりしなければいけないと思っております。
森前総理は、拉致された被害者のご家族の方々とお会いになられたときに、この問題が解決しない限り、日朝交渉の正常化は無いと言われました。当たり前でございます。
私たちは政治の場で、この問題に死に物狂いで取り組んで行きたいと思います。どうか皆様方、これからもよろしくお願い致します。ありがとうございました。
( 「救おう! 世界が力を合わせ北朝鮮に拉致された人々を、そして北朝鮮の人々を横田めぐみさんたちを救出するぞ! 第3回国民大集会」 平成13年10月14日 日比谷公会堂にて )