小泉総理訪朝について

9月1日、朝日新聞に小泉総理訪朝について意見を述べさせて頂きました。

きわめて大事な問題ですので、今後も被害者の家族の方々と連携しながら、活発に活動していくつもりです。



なお、今後の予定は以下のとおりです。


9月3日  午前10時 北朝鮮に拉致された日本人を早期に救出するために
             行動する議員連盟 緊急総会 → 官房長官申入れ

9月13日 午後 北朝鮮に拉致された日本人を早期に救出するために行動する
           議員連盟 総会

9月16日 午前 被害者の家族の方々と官房長官の面談
       午後1時半〜3時半 
             「横田めぐみさんたちを救出するぞ!第4回国民大集会」
             主催:家族会 議員連盟 地方議員の会 救う会全国協議会
             場所:日比谷公会堂

9月17日 終日議員会館の部屋に被害者の家族の方々と詰め、小泉総理の訪朝修了
       後、直ちに記者会見を行う予定。

 

 

11人連れ戻せぬなら行くな

小泉総理の北朝鮮訪問を聞き、大変危険な賭けに出たな、という印象を受けた。日本人拉致問題の解決に向け、はっきりした成算や解決の見通しなどがあって訪朝するのであれば構わない。北朝鮮は経済的に行き詰まり、脱北者が相次ぐなど非常に困っている。だから、日本だけでなく韓国や米国にも色々な形でアプローチしている。そうした状況の中で日本が慌てる必要は、全くない。じっくり腰を据えて拉致問題などを解決しなければならない時に、なぜ最後のカードを慌てて切るのか。

一部には、行くだけでも意味があると評価する声もある。だが、ちょっと待てと言いたい。北朝鮮は、米国から「悪の枢軸」と名指しされ、しかも日本と国交がない。ましてや日本より外交がしたたかだ。第三国で会う方法もあったではないか。

日本の総理として初めて行くからには単なる言質や美辞麗句はいらない。金丸訪朝失敗の例もある。今まで散々煮え湯を飲まされてきた我々としては、結果がすべてである。今までに確認されている拉致被害者11人全員を一緒に連れて帰ること以外の結果はあり得ない。拉致された方と会い、1人か2人連れて帰ってきたとしても、それは成果ではない。

拉致された有本恵子さんのご両親は私にこう言った。「自分の娘だけを助けてもらいたいとは思わない。全員一緒に返してほしい」。有本さん以外のご両親もみんな同じ思いだ。小泉総理は皆さんの思いをしっかりと受け止めてほしい。まさか、とは思うが、国益がかかった大事な問題を単なる功名心やパフォーマンスで行い、見るべき成果が得られなかった場合には、許すことはできない。総理が行って成果が得られないということは、解決への道が後退し、場合によっては閉ざされてしまうことを意味するからだ。

北朝鮮が取りうる選択肢は三つあると考える。一つは拉致は一切なかったと否定すること。次は77〜83年の一時期、大変大きな間違いをしてしまったと謝罪すること。しかし、いずれもあり得ないだろう。

3番目の道はこうだ。自分たちが知らないところで末端の跳ね上がり分子が勝手に拉致事件を起こして隠していた事実が判明した。犯行に加わったグループを厳重に処分するとともに、拉致された方々を日本に返して心からおわびする、というものだ。北朝鮮が取りうる道はこれしかない。どの国にも犯罪集団はいるので、その犯行にして謝罪するしかない。総理はその3番目の方法をはっきりと認めさせなければならない。

恐らく北朝鮮は、経済援助や補償問題、朝銀に対する公的資金投入を求めてくるはずだ。北朝鮮に渡った日本人妻の一時帰国や、よど号の犯人を引き渡すといった話も出すだろう。しかし、総理も述べてきたように、あくまでも拉致問題の解決が大前提であり、それなしで一切の約束をしてはならない。

我々は近日中に拉致議連を開き、「行く以上は拉致問題が解決しない限り帰ってこないつもりで言ってほしい。そうでなければ行かないでもらいたい」と申し入れるつもりだ。

政治の最大の務めは国民の生命や財産を守ることである。繰り返すが、我々が求めているのは11人全員を連れて帰ってくることだ。それが出来なければ、小泉総理はそのまま北朝鮮に残るべきだ。それぐらいの覚悟で行ってもらわなければ困る。

 

(北朝鮮に拉致された日本人を早期に救出するために行動する議員連盟へのご寄附について

 

 

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