私が田中均外務審議官を
「北朝鮮外交官」と呼んだ真意

6月27日深夜の「朝まで生テレビ」で...2003.7.7

6月27日深夜の「朝まで生テレビ」で、私が「田中均外務審議官は北朝鮮外交官だ」と発言したことについて説明します。

同番組で私は、この発言に関し「馬鹿」呼ばわりされましたが、私のところには全国の視聴者から「私の発言を支持する」旨の多数の支持、激励メールが殺到しました。

本当に有難うございました。

まだまだ国民の良識は健在と痛感しています。この問題は拉致問題や北朝鮮の核疑惑問題の解決ならびに日本の外交的進路や国益を左右する重大な問題ですので、この発言にいたった私の真意を、ここに説明させて頂きます。

なお、「正論」8月号誌上にも私と佐藤勝巳氏との対談が掲載されていますのでご参照頂ければ幸いです。

1.田中均外務審議官指弾は国民的世論

核疑惑や拉致問題などの早期解決をめざす北朝鮮政策には「対話と圧力」が不可欠とした日米首脳会談の合意から「圧力」を除去するよう強く主張し、そしてもし「圧力」を入れたら北朝鮮が暴発する可能性があるとぬかしたのが他ならぬ田中外務審議官であり、同氏の専横ぶりは目にあまるものがある。

小泉総理、ブッシュ大統領の両国首脳の合意になる「対話と圧力」という日米両国による北朝鮮政策の基本原則を、一外交官にすぎない田中均氏が勝手にねじまげた行動は、日本の国益を北朝鮮に売り渡すものとして許すことはできない。

拉致問題においても、拉致被害者および同家族の人権、主張よりも、加害者である北朝鮮の主張、国益を重視、優先させる田中均外務審議官の従来の主張、態度は、これまた拉致被害者の早期救出を妨げる反国民的な行動として、被害者、家族のみなさんをはじめ日本の国民各階層から強く指弾されている。

私が「朝まで生テレビ」において、「田中均外務審議官は北朝鮮外交官だ」と発言したのは私憤ではない。

私の発言は、早期救出を求める拉致被害者、同家族の要求に背を向け、拉致問題および核疑惑問題の解決に「対話と圧力」の基本政策であたろうとする日米両首脳、日米両国民の正しい主張に耳をかそうとしない田中均審議官に対する国民的憤激を代弁するものである。田中均審議官が、今後も国民的要求に耳をかたむけない姿勢をとり続けるならば、私はさらに断固たる態度でその責任を追及する決意である。

2.広がる田中均外務審議官更迭の要求
いま、田中均外務審議官の更迭要求が与党・自民党ならびに国民各階層に急速に広がっている。

自民党の外交部会では、日米両首脳が合意した「対話と圧力」という北朝鮮政策の基本原則から「圧力」を除去した田中均外務審議官の専横的行動を厳しく糾弾した。山本一太参議院議員も国会で強く田中均氏の責任を追及した。

拉致被害者家族の会、救う会(北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会)、拉致議連(北朝鮮に拉致された日本人を早期に救出するために行動する議員連盟)の3団体は、拉致被害者家族の会や日本国民の外交への信頼を大きく損なった田中均外務審議官の早期更迭をこぞって要求しているが、それは田中均氏の「北朝鮮外交官的な言動」に怒りを強めているからである。

良識ある言論界にも田中均氏に対する非難、追及の声があがっている。今月号の『文藝春秋』、『正論』、『諸君!』、『VOICE』の各誌には田中均外務審議官の北朝鮮よりの言動を非難する論文が掲載されている。『VOICE』誌では、作家の深田祐介氏が「田中均氏に天誅をくだす」とまで言いきっている。

与党・自民党、言論界、拉致被害者救出3団体などに見られるこうした田中均氏非難は、田中氏の過去の言動を見れば当然のことである。「朝まで生テレビ」番組における私の発言は、従来から田中氏の言動に疑問を感じてきたからである。

同時に与党・自民党、言論界、拉致被害者救出3団体の田中均氏更迭要求などをも踏まえたものでもあり、さらにはそれを支持する幅広い国民世論を代弁するものでもある。

3.国益を損なう「北朝鮮より外交官」の存在
「朝まで生テレビ」番組において「米国よりの外交官がいるように北朝鮮よりの外交官がいてもよい」旨の発言があったが、これは間違っていると思う。

米国は日本の同盟国であり、過日の小泉・ブッシュ首脳会談にみられるように、拉致問題、核疑惑問題など北東アジアの安定を乱し、日本に脅威をあたえる北朝鮮の言動に「対話と圧力」で臨むことに合意した友好国である。その同盟国・友好国との首脳合意にそった行動をとるのが外交官の使命である。

しかし、北朝鮮は日本国民を拉致し、いままた核ミサイル脅威で日本国民の生命、安全を脅かしている無法な国家である。日米両国が「対話と圧力」で臨むしかないとしたその北朝鮮と気脈を通じ、日本国民の国益を基本的に損なうような外交官の存在は、決して許されるものではない。

田中均外務審議官には、北朝鮮を「対話と圧力」で国際社会に復帰させようとする日米首脳会談の合意を尊重し、その基本政策にそった外交活動に復帰するか、もしくは即時更迭されるかの選択肢しかない。私の発言は、以上の認識を踏まえたものであることを再度確認しておきたい。

(北朝鮮に拉致された日本人を早期に救出するために行動する議員連盟へのご寄附について

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