
2003.09.08
自民党総裁選に対する私の期待
九月二十日投票の自民党の総裁選が近づいてきた。
この自民党総裁選に対する私の期待は、より多くの総裁候補者が明快な政権構想をかかげてフェアに戦うことを通じて、日本の政治を良くし、自民党を活性化させることにある。
特に北朝鮮による日本人拉致問題や核ミサイル驚異を解決する毅然とした外交・安全保障政策と深刻なデフレ不況から脱出策について、各総裁候補者は明快な基本政策を国民と自民党に提案し、国家としての日本の進路をこの総裁選を通じて明らかにすべきである。
高村正彦候補の推薦人になった理由
自民党総裁選が近づくにつれて、私に対して、総裁候補者となるべく予定していた人たちから「推薦人になって欲しい」という強い要請があった。
この間、自民党の若手グループも派閥選挙への対抗策として独自の候補者擁立の動きを模索した。総裁選に対する私の期待と自民党内部のこうした状況を熟慮し、関係者とも相談した結果、私は高村正彦候補者の推薦人になることを決断した。
その理由は以下の三点にある。
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高村正彦は、毅然とした外交・安全保障政策やデフレ不況脱出策を明示し、国家としての日本の進路を国民と自民党員に提案しようとする政治姿勢が、他の立候補者よりも鮮明である。
特に経済政策については高村候補は国債発行枠にとらわれることなく、厳格なチェック体制のもと、必要な社会資本整備を前倒しで実施し、景気対策と構造改革を車の両輪として進めることを主張しているが、これは正しい。
A
オルブライト元米国務長官に「日本人拉致問題の解決なしに北朝鮮をテロ支援国家から外すべきではない」と迫ったり、「拉致問題解決なしに日朝国交正常化はない、国交正常化なくして経済協力なし」と主張した高村正彦候補者は、弱腰外交に終始した歴代外相の中で唯一評価される外相経験者である。
B
弱小派閥リーダーの高村正彦候補者は、二十人の推薦人を集めるにも苦労されており、立候補できない状況にあった。若手グループの独自候補者に近いイメージにある高村正彦候補者が立候補できなくなれば、日本と自民党にとって大きなマイナスとなる。
私は高村正彦候補者からの熱心な要請や同氏をめぐる厳しい状況を考えて、同氏の推薦人になることを決めた。
高村候補が例え負けても高村候補者を応援した人たちの声を、多分当選するであろう小泉候補は無視することはできないであろう。
私の政治活動の原点
今回、私は高村正彦候補者の推薦人となることを決めたが、これは私が派閥の一員となることを意味するものではない。
私の政治活動の原点は、派閥排除と自民党政治の活性化を通じた国家としての日本の立て直しにある。
今回の総選挙を通じて、高村正彦候補者がそうした方向に向けて前進し、日本の政治や自民党政治の活性化に尽力されることを強く期待するものである。