衆議院議員 平沢勝栄

   
ココに問題あり!

  6月29日(水)発売号「夕刊フジ」
   6月30日号「『主権問題』中韓に絶対譲歩するな」が掲載された。

  島倉千代子さんが歌う「東京だョ おっ母さん」。中高年世代には懐かしい歌だ。
この歌の2番には「あれが九段坂 逢ったら泣くでしょ兄さんも」とある。先日、島
倉さんと食事をしたら、この歌詞が「戦争を想起させる」としてNHKでは最近まで
歌えなかったそうだ。ばかばかしい限りだ。
 しかし、これは単にNHKだけの問題ではない。何におびえているのか知らない
が、日本外交そのものでもある。
 それをいいことに最近の中国や韓国の対日姿勢は非常識極まりない。反日暴動で日
本の外交施設が破壊されても中国は一切謝罪しないし、来日した呉儀副首相は小泉首相との会談をドタキャンした。韓国の盧武鉉大統領も、先の日韓首脳会談の共同会見で意図的に会見内容を読み違え、「夕食を軽めにする」と言い放った。
 中韓両国の言動の裏には2つの狙いがある。
 1つは、60年前のことを考えたら、靖国、歴史認識、領土問題などで、両国の言
い分がたとえ無理であっても丸のみするのが当然だという怨念外交上の狙い。
 もう1つは国内事情で、両国とも日本との問題で譲歩を勝ち取ることが政権維持の
ために絶対に必要だから。これらを背景に日本側の大幅譲歩を要求するのが彼らの常套(じようとう)手段なのである。
 こうした失礼千万な対応は「無理を通して道理をひっこめてきた」歴代の日本外交
の結果といえる。一時的な関係冷却を恐れるあまり、日本の国家主権にかかわる重要
問題で譲歩を重ね、毅然(きぜん)とした姿勢をとってこなかったツケが噴出してき
たのだ。
 今後、両国は@靖国参拝の中止A領土の完全放棄B教科書の内容変更C謝罪の4つを強く要求してくるだろう。靖国に関して言えば、選択肢は@参拝続行A参拝中止B
代替施設の建設C分祀|の4つがあるが、日本としては@しかあり得ない。
 いずれにしろ、それは日本が決めることであり、中国などから干渉されるいわれは
ない。ましてや韓国は戦争で戦った相手国でもなければ旧連合国の一員でもない。
アーミテージ前米国務副長官が述べたように、「他の国から靖国神社に参拝してはい
けないと指図されるようなことがあれば逆に参拝すべきだと思う。なぜなら内政干渉
を許してはいけないからだ」
 小泉首相の現在の姿勢は完全に正しい。
 しかし、中韓両国は「小泉首相には期待できないから相手にせず」と言わんばかり
だ。日本では重要な外交問題で多くの政治家が国益を忘れ、中韓の応援団に立ってい
る。中韓はそれらの者に期待をかけているのだ。
 われわれは次期首相に誰がなるにしろ、こうした主権にかかわる問題では絶対に譲
歩しない強い姿勢を示し続ける必要がある。加えて、中韓両国の国民に日本人の文化
をきちんと知らせるとともに、両国の要求がいかに不合理なものか、問題の本質を世
界に知らせる努力も必要だろう。


→[ココに問題あり!」バックナンバーへ

戻 る

E-mail:info@hirasawa.net